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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、米国の対ロ制裁懸念で7週ぶり反落=BRICs市況
2020-12-21 11:18:00.0
前週(14−18日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の18日終値が前日比1.18%安の1402.5、前週比でも0.73%安となり、7週ぶりに反落した。
週明け14日の指数は反落して始まり、15日も値を下げ、続落した。
週前半は、ロシアの諜報機関による米国の財務省や商務省など政府機関に対するハッキング攻撃の報道を受け、米国の対ロ制裁懸念が強まり、売り優勢。また、足元の相場上昇による高値警戒感から利食い売りが広がった。ただ、中東の石油生産施設への軍事攻撃でブレント原油先物が1バレル=51ドル近辺をうかがい上昇したため、下げは限定的となった。
16日は反発し、17日も値を上げ、続伸。
週半ばから週後半は、米国での追加景気刺激策に対する期待感で海外市場が上昇したことや、原油先物価格が米国の週間原油統計を受け、51ドル乗せとなったことが好感され、買いが広がった。その後も原油価格が引き続き堅調となったことや、国営天然ガス大手ガスプロムがバルト海経由でロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン網「ノルドストリーム」の2番目のパイプライン「ノルドストリーム2」の完成が間近に迫ったことを受けて買われ、指数の上げを主導した。
週末18日は利益確定売り優勢で反落した。
今週(21−25日)のロシア市場は引き続き、新型コロナ感染再拡大やワクチン接種動向、世界経済、特に米国の追加景気刺激策、米国の対ロ制裁、ロシア国内の景気対策や原油価格、ルーブル相場、主要企業の四半期決算などが焦点となる。また、原油先物価格に影響を与える22日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や23日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表予定はない。RTS指数の予想レンジは1350−1450ポイント。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




