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<新興国eye>前週のブラジル株、ワクチン早期実用化や米追加景気支援期待で5週続伸=BRICs市況
2020-12-07 11:03:00.0
前週(11月30日−12月4日)のブラジル株式市場は4日のボベスパ指数が前日比1.30%高の11万3750.2、週間ベースでも11月27日終値比2.87%高となり、5週続伸した。
週明け11月30日の指数は反落して始まった。新型コロナウイルスの感染再拡大で経済活動が抑制され、景気回復が遅れるとの懸念が強まり、売り優勢となった。
12月相場入りした1日は反発し、週末4日まで4連騰した。
1日は、ブラジル11月マークイット製造業PMI(購買担当者景気指数)が64と、好不況の判断の分かれ目となる50を大幅に上回り高水準を維持したことや、中国11月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)が54.9と市場予想を大幅に上回ったこと、さらには米バイオ医薬品大手モデルナがFDA(米食品医薬品局)に対し、新型コロナワクチンの緊急使用許可を申請したことが好感され、買い戻しが活発化した。
週半ばから週後半にかけては、米医薬品大手ファイザーと独同業大手ビヨンテックが共同開発した新型コロナワクチンが英国で承認された一方で、EU(欧州連合)の医薬品審査当局にも緊急使用許可を申請したことが好感され、買いが優勢となった。その後もワクチンの普及で業績回復が期待される航空セクターが物色され、指数の上げを主導した。
4日は、ワクチン接種の早期開始期待や米国の上下両院の超党派議員が9080億ドルの新しい追加景気支援策を発表したことが支援材料となり、買いが優勢となった。
今週(7−11日)の株式市場は、財政健全化問題や新型コロナ感染再拡大、ワクチン動向、米国の追加景気対策、米中関係、欧米やアジアの市場動向、原油などの国際商品相場の動向、企業決算、ブラジル中銀の金融政策決定会合(9日)などが注目される。主な経済指標の発表予定は7日の11月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)IGP−DIインフレ指数(全国卸売物価指数)、8日の11月IPCA(拡大消費者物価指数)、10日の10月小売売上高指数など。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




