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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油高やワクチン早期実用化期待で5週続伸=BRICs市況
2020-12-07 10:52:00.0
前週(11月30日−12月4日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の4日終値が前日比1.34%高の1357.39、前週比でも4.22%高となり、5週続伸した。
週明け11月30日の指数は続落して始まった。OPEC(石油輸出国機構)プラスの非公式会合で21年1−3月期の減産継続が決まらなかったことを受け、ブレント原油先物が1バレル=47.6ドルに下落したことが嫌気された。
12月相場入りした1日は反発し、週末4日まで4連騰した。
1日は、中国11月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想を上回り、10年ぶりの高水準に達したことが好感され、海外株高となり、ロシア市場でも買い優勢となった。
週半ばから週後半にかけては、米議会の上下両院の超党派議員が9080億ドルの新しい追加景気支援策を発表したことや、米医薬品大手ファイザーと独同業大手ビヨンテックが共同開発した新型コロナワクチンが英国で承認された一方で、EU(欧州連合)の医薬品審査当局にも緊急使用許可を申請したこと、さらには米週間石油統計の結果を受け、原油先物価格が48ドルに回復したことが好感され、買いが一段と強まった。
週末もルーブル高となったことや、OPECプラスが21年1月から日量50万バレルと、緩やかな増産で合意したことを受け、原油先物価格が50ドル近くまで上昇したことが好感され、指数は一段高となった。
今週(7−11日)のロシア市場は引き続き、新型コロナ感染再拡大やワクチン動向、世界経済、特に米国の追加景気刺激策、ロシア国内の景気対策や原油価格、ルーブル相場、主要企業の四半期決算などが焦点となる。また、原油価格に影響を与える8日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や9日の米EIA週間石油在庫統計などが注目される。主な国内経済指標の発表予定は11日の7−9月期GDP(国内総生産)と10月貿易収支など。RTS指数の予想レンジは1300−1400ポイント。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




