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新興国ニュース

<新興国eye>インド準備銀行、市場予想通り政策金利据え置きを決定

2020-12-07 10:03:00.0

 インド準備銀行(RBI)は4日の金融政策決定会合で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界大流行)による経済への悪影響を抑制し、引き続き景気回復を支援するため、流動性調節ファシリティ(LAF)の主要政策金利であるレポ金利(RBIの市中銀行への翌日物貸出金利)を4.00%に据え置くことを全員一致で決めた。市場予想通りだった。

 また、RBIはLAFのリバースレポ金利(市中銀行のRBIへの預金金利)も3.35%に、市中銀行が資金ひっ迫時にRBIから政府債を担保に資金を借りることができる流動性供給スキーム「MSF(マージナル・スタンディング・ファシリティー)」と公定歩合もそれぞれ4.25%に据え置いた。

 RBIは新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)の深刻な悪影響がインド経済に及ぶ恐れがあるとして、3月27日の緊急会合で1年1カ月ぶりに利下げ(0.75%)に転じ、5月22日の緊急会合でも2会合連続の利下げ(0.40%)を決め、利下げ幅は計1.15ポイントに達している。金利据え置きは前回10月会合に続いて3会合連続。

 RBIは現状維持を決めたことについて、「少なくとも20年度(20年4月−21年3月)と21年度にかけて、インフレ率を物価目標(4%上昇±2ポイント)に収束させる一方で、景気を持続的に回復させるため、また、新型コロナウイルスの経済への悪影響を緩和するため、金融緩和スタンスを続けることを決めた」と述べた。前回の会合で、RBIは初めて、「景気を持続的に回復させるため、必要な限り、金融緩和スタンスを少なくとも21年まで続ける」との方針を示したが、1委員だけが反対していた。今回の会合では全員一致だった。

 景気見通しについては、「感染拡大防止の規制が解除されたことにより、経済活動と雇用が回復しており、農村部でも都市部と同様、需要が一段と強まってきた」とした上で、20年度のGDP成長率見通しを7.5%減と、前回会合時の9.5%減から改善方向に修正した。

 インフレ見通しについては、20年10−12月期を前年比6.8%上昇、21年1−3月期を同5.8%上昇、21年度上期(21年4−9月)を同4.6−5.2%上昇と予想した。前回会合時は20年度下期(20年10月ー21年3月)を同4.5−5.4%上昇、21年4−6月期を4.3%上昇と予想しており、前回に比べると、インフレの伸びが悪化方向に修正されている。RBIは声明文で、「インフレ見通しはこの2カ月で予想より悪化した」とした上で、「インフレは引き続き、高い水準が続く可能性が高い」と述べている。

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提供:モーニングスター社