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<新興国eye>前週の上海総合指数、強い経済指標や景気回復期待で3週続伸=BRICs市況
2020-12-07 09:45:00.0
前週(11月30日−12月4日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の12月4日終値が11月27日終値比1.06%高の3444.581となり、3週続伸した。
週明け11月30日の指数は反落して始まった。中国国家統計局が発表した11月製造業PI(購買担当者景気指数)が市場予想を上回り、買いが先行したが、トランプ米政権が中国軍との結びつきが強い制裁対象リストに中芯国際集成電路製造(SMIC)と中国海洋石油(CNOOC)を追加するとの観測報道が嫌気され、軟化した。
12月相場入りした1日は急反発。11月財新製造業PMIが市場予想を上回り、10年ぶりの高水準に達したことで、景気回復期待が強まり、買い優勢となった。
2日は小反落し、3日も値を下げ、続落。バイデン次期米大統領が第1弾の対中関税措置を直ちに取り消さないと発言したことが嫌気された。その後も米下院が米国に上場している外国企業に対し、経営の透明性を求める法案を全会一致で可決したことを受け、中国企業が監査で情報開示が不十分な場合、上場廃止になる恐れがあるとの思惑で売りが続いた。
週末4日は3日ぶりに小反発した。景気回復期待で金融セクターを中心に買いが入ったが、米政府が投資を禁じる中国軍関連企業リストにSMICとCNOOCなど4社を追加したことを受け、米中関係が悪化するとの懸念が強まり、引けにかけて伸び悩んだ。
今週(7−11日)の株式市場は、引き続き新型コロナ感染やワクチン動向、世界経済の動向、米中関係、中印国境紛争や台湾海峡の緊張、海外の金融市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ(国際相場商品)相場などが注目される。主な経済指標の発表予定は7日の11月貿易収支や9日の11月CPI(消費者物価指数)と11月PPI(生産者物価指数)など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




