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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、米ワクチンの高有効性や原油高を好感し3週続伸=BRICs市況
2020-11-24 10:07:00.0
前週(16−20日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の20日終値が前日比0.30%高の1262.69、前週比でも2.84%高となり、3週続伸した。
週明け16日は指数が急反発して始まった。米バイオ医薬品大手モデルナ<MRNA>が新型コロナウイルスワクチン開発の後期臨床試験で94.5%の有効性を確認したと発表したほか、ブレント原油先物が1バレル=44ドルを超えたことが好感された。
翌17日は反落。国営天然ガス大手ガスプロムが発表した配当金が市場予想を大幅に下回ったことが嫌気され、指数を押し下げた。
18日は反発し、19日は再び小反落。
18日は、OPEC(石油輸出国機構)プラスが21年1月からの日量200万バレルの増産に関する提言を2週間先送りしたことを受け、原油先物価格が45ドルと一段高となったことや、米製薬大手ファイザーがワクチンの有効性を95%に上方修正したことも好感され、海外高となり、ロシア市場でも買い優勢となった。ただ、19日は利益確定売りに押された。
週末20日は小反発した。米上院で追加景気刺激策をめぐり、与党・共和党と民主党が協議再開で合意したことが好感されたほか、国営石油大手ロスネフチが北極圏の石油・ガス資源開発プロジェクト(運営主体はボストーク・オイル)の権益10%をシンガポールの大手商社トラフィグラに売却することで合意したことが買い材料となった。
今週(23−27日)のロシア市場は引き続き、新型コロナ感染再拡大や新型コロナワクチンの動向、世界経済、特に米国の追加景気刺激策、ロシア国内の景気対策や原油価格、ルーブル相場、主要企業の四半期決算などが焦点となる。また、原油価格に影響を与える24日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や25日の米EIA週間石油在庫統計などが注目される。主な国内経済指標の発表予定はない。RTS指数の予想レンジは1250−1320ポイント。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




