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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、ルーブル高や原油高、米経済対策期待で反発=BRICs市況
2020-10-12 10:02:00.0
前週(5−9日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の9日終値が前日比0.48%高の1164.34、前週比でも1.42%高となり、3週ぶりに反発した。
週明け5日の指数は反発して始まり、6日も値を上げ、続伸。
週前半は、トランプ米大統領が前の週末に新型コロナ感染で緊急入院したものの、週明け早々、ホワイトハウスに復帰したことが好感され、海外市場が堅調となったことや、ブレント原油先物が1バレル=41.6ドルに上昇したことも支援材料となり、買いが優勢となった。その後も原油先物価格が42.5ドルと一段高となったことを受け、買いが一段と強まった。
7日は大きく反落。トランプ大統領が追加景気刺激策をめぐる議論を11月3日の大統領選挙後に先延ばしたことや、ポーランドの競争・消費者保護庁(UOKiK)がバルト海経由でロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプライン網「ノルドストリーム」の2番目のパイプライン「ノルドストリーム2」の建設をめぐり、建設主体のロシア国営天然ガス大手ガスプロムに76億ドルの罰金を科したことが嫌気された。
8日は反発し、週末9日も値を上げ、続伸した。
週後半は、トランプ大統領が航空業界への一時帰休中の従業員給与を国が肩代わりする給与支援制度(総額250億ドル)の延長を支持したことや、米国のメキシコ湾岸にハリケーン「デルタ」が接近したことを受け、原油先物価格が43.5ドルに急伸したことが好感され、買い戻しが広がった。
今週(12−16日)のロシア市場は引き続き、新型コロナ感染再拡大や世界経済、特に米国の追加景気刺激策、ロシア国内の景気対策や原油価格、ルーブル相場、主要企業の四半期決算などが焦点となる。また、原油価格に影響を与える14日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や15日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表予定は12日の8月貿易収支や15日の9月鉱工業生産など。RTS指数の予想レンジは1130−1200ポイント。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




