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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、鉄鋼大手2社の買いが主導し続伸=BRICs市況
2020-09-23 09:29:00.0
前週(14−18日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の18日終値が前日比1.18%安の1228.64、前週比では0.46%高となり、続伸した。
週明け14日の指数は買い優勢で始まり、翌15日は大きく値を上げ、5連騰した。
週前半は、英製薬大手アストラゼネカが一時中断していた新型コロナウイルス用ワクチンの臨床試験を再開すると発表したことを受け海外株高となったことや、米国の大型ハリケーン「サリー」の発生でメキシコ湾岸の石油生産施設が影響を受けるとの見方から、ブレント原油先物が1バレル=40ドルを超えたことが好感された。また、ロシア鉄鋼・石炭大手メチェルと鋼管最大手TMK(パイプ・メタラージカル)がいずれも自社株買いを手掛かり材料に急伸したことも、指数の押し上げにつながった。
16日は反落し、週末18日まで3日続落した。
週半ばから後半は、ロシア財務省が税収拡大のため、利益を上げている輸出業者への法人税引き上げを発表したことが嫌気されたほか、FRB(米連邦準備制度理事会)がFOMC(米連邦公開市場委員会)で目新しい景気刺激策を示さなかったことが売り材料となった。
週末は、21年からの鉱産税増税が嫌気され、石油や冶金などのセクターが売られ、相場を押し下げた。
今週(23−25日)のロシア市場は引き続き、新型コロナ感染再拡大や世界経済、特に米国経済の動向、米中関係、ロシア国内の景気対策や原油価格、ルーブル相場、主要企業の四半期決算などが焦点となる。また、23日の米EIA週間石油在庫統計、さらには旧ソ連・ベラルーシの政治混乱やロシアの野党指導者の毒殺未遂事件に絡んだ西側による対ロ制裁も注目される。主な国内経済指標の発表予定はない。RTS指数の予想レンジは1200−1280ポイント。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




