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<新興国eye>トルコ8月CPI、前年比11.77%上昇―市場予想下回る
2020-09-04 10:55:00.0
トルコ統計局が3日発表した8月CPI(消費者物価指数、03年=100)は、前年比11.77%上昇と、7月の11.76%上昇からやや伸びが加速したが、市場予想の11.88%上昇には届かなかった。新型コロナウイルスのパンデミック(感染症の世界的流行)がピークを過ぎ、経済活動が再開していく中でサプライチェーンが回復し、物価上昇ペースは落ち着きつつある。
同国のCPI伸び率は18年10月に前年比25.24%上昇と、25%を突破した。しかし、それ以降は政府のインフレ対策や中銀による大幅な金融引き締め政策により低下し始め、19年10月には8.55%上昇と、16年12月(8.53%上昇)以来2年10カ月ぶりの低水準となった。19年11月から20年2月(12.37%上昇)まで4カ月連続でインフレ率が加速したが、3月、4月は2カ月連続で減速。パンデミックの悪影響が強まった5月はサプライチェーン(部品供給網)の寸断により、11.39%上昇と、3カ月ぶりに上昇に転じ、6月まで2カ月連続で加速した。その後、パンデミックが一服。7月は3カ月ぶりに伸びが鈍化していた。
全体指数から値動きの激しい食品やエネルギーなどを除いたコアCPI(グループC)は前年比11.03%上昇と、7月の10.25%上昇から伸びが加速し、6月の11.64%上昇以来、2カ月ぶりの高水準に戻った。
政府は19年9月30日に発表した20−22年の中期3カ年経済計画で、20年のインフレ率を8.5%上昇、21年は6%上昇、22年は4.9%上昇と予想している。
また、トルコ中銀は7月29日に発表した最新の四半期インフレ報告書で、20年末時点のインフレ見通しを8.9%上昇(予想レンジは6.9−10.9%上昇)とした。これは経済予測の前提となる原油価格と食品物価がいずれも伸びが加速すると見ているためで、20年の原油価格は平均で1バレル=32.6ドルから41.6ドルに約28%上昇すると予想している。ただ、21年末時点のインフレ率は6.2%上昇(予想レンジは3.9−8.5%上昇)と、伸びが減速するとみている。
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