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新興国ニュース

<新興国eye>マレーシア系ペステック、カンボジア証券取引所に上場へ

2020-07-31 12:09:00.0

 マレーシア系の電気設備会社ぺステック・インターナショナル・バーハッド(Pestech International Berhad)は7月22日、カンボジア現地法人について、カンボジア証券取引委員会から、IPO(新規株式公開)実施の承認を受けたと発表しました。ペステック社は、カンボジア国内において、既に完成済みのプノンペン−コンポンチャム間送電線(230KV)の建設や、コンポンチャム−クラチエ間送電線(230KV)、コッコン州のストゥン・タタイ水力発電所−プンペン間送電線(230KV/500KV)等の建設に携わっています。

 まず、7月27日にZoomを使用したビデオ会議で説明会を実施しました。その後、既に機関投資家が決定していることから、ブックビルディング(入札)は行わず、直ちに公募手続きに入っています。公募期間は、7月27日から8月4日までで、結果は8月7日に通知される予定です。証券取引所への上場は、8月12日の予定です。

 今回のIPO対象の株式数は394万5000株ですが、その3分の2に当たる263万1579株は機関投資家マシーネンファブリック・ラインハウゼン・ゲーエムベーハー(Maschinenfabrik Reinhausen GmbH)に配分済み、65万7895株はペステック社の役員・社員に配分予定で、残る65万5526株が一般公募対象となります。公募価格は、1株3120リエル(約0.76ドル)です。

 ペステック社では、IPOにより合計約300万ドルを調達する予定で、200万ドルを今後の事業投資に、49万ドルを運転資金に、51万ドルを今回のIPO費用に充てるとしています。

 小規模なIPOではありますが、これまで6社しか上場していないカンボジア証券取引所にとっては7社目となる貴重な上場です。現在は新型コロナの影響もあって取引が少なくなっている株式市場の活性化にも繋がるものと期待されます。

【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。82年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。2007年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。

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提供:モーニングスター社