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<新興国eye>前週の上海総合指数、米中関係悪化懸念で反落=BRICs市況
2020-07-20 09:37:00.0
前週(13−17日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の17日終値が10日終値比5.0%安の3214.129となり、5週ぶりに反落した。
週明け13日の指数は反発した。新興企業向けの創業板(チャイネクスト)指数が新興企業の業績改善期待で、4年ぶりの高水準となったことが好感されたほか、中国人民銀行(中銀)の統計責任者が景気支援策は効果を発揮しており、下期に金融支援が一段と強化されると発言したことも支援材料となった
14日は反落し、16日まで3日続落した。
14日、中国6月貿易統計で輸出が市場予想を上回ったものの、反応薄。前月末から騰勢を強めていた指数は、高値警戒感から利益確定売りが強まった。
15日は、米政府が中国の国家安全維持法による香港統治を強める動きをけん制するため、トランプ大統領が中国当局者や企業、銀行に制裁を科すことができる香港自治法案と香港への優遇措置を撤廃する大統領令に署名したことを受け、米中関係の悪化懸念が強まり、売り優勢となった。
16日、中国4−6月期GDP(国内総生産)が前年比3.2%増と、市場予想の同2.5%増を大きく上回ったことから、金融引き締めが強まるとの観測が広がった。また、ポンペオ米国務長官が中国通信機器大手ファーウェイ・テクノロジーズ(華為技術)などの中国企業へのビザ発給を制限すると発言したことも悪材料視され、一段安となった。
週末17日は4日ぶりに小反発。前日の大幅安から自律反発し、買い戻しが入った。
今週(20−24日)の株式市場は、引き続き新型コロナの感染再拡大や世界経済の動向、香港問題を巡る米中対立、中印関係、海外の金融市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ(国際相場商品)相場などが注目される。主な経済指標の発表の予定はない。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




