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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、米中感染拡大による景気回復懸念や原油安で反落=BRICs市況
2020-06-29 10:32:00.0
前週(22−26日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の26日終値が前日比0.83%安の1246.74、前週比でも0.23%安となり、反落した。24日は旧ソ連の「対ドイツ戦勝75周年記念式典」のため、休場だった。
週明け22日の指数は買い優勢で始まり、23日も値を上げ、3営業日続伸となった。
22日は、ブレント原油先物がOPEC(石油輸出国機構)プラスの減産見通しや米中緊張緩和で1バレル=42.6ドルに上昇したことを好感し、買い優勢。23日は、欧州の経済指標が堅調となり、景気回復の兆しを示したことを受け、原油先物価格が43.6ドルと、一段高となったことや、プーチン大統領が景気支援策として、IT企業への法人税率を20%から3%に、また、保険料率も14%から7.6%に引き下げると発表したことを受け、買いが一段と強まった。
取引が再開された25日は4営業日ぶりに反落し、週末26日も値を下げ、続落した。
25日は、新型コロナウイルスの感染第2波により、世界景気の回復が遅れるとの懸念や、米国の週間石油統計で原油生産量が増加したことを受け、原油先物価格が急落し、売り優勢となった。
26日は海外市場が上昇し、買いが先行したが、引けにかけて原油先物価格が40.5ドル台に弱含んだため、指数も売りに押された。
今週(6月29−7月3日)のロシア市場は引き続き第2波感染拡大やロックダウン(都市封鎖)緩和後の世界経済の動向、ロシア国内の景気対策や原油価格、ルーブル相場、憲法改正の是非を問う国民投票(1日)などが焦点となる。また、原油価格に影響を与える30日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や1日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表の予定は1日の6月製造業PMI(購買担当者景気指数)や2日の1−3月期GDP(国内総生産)伸び率、3日の6月サービス業PMIなど。RTS指数は1200−1300ポイントの値動きが予想される。1日は特別休業日のため、休場となる。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




