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<新興国eye>前週のインド株、IT企業や銀行、製薬の上げ主導で続伸=BRICs市況
2020-06-29 09:58:00.0
前週(22−26日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の26日終値は前日比0.94%高の3万5171.27、週間ベースでも19日終値比1.27%高となり、続伸した。
週明け22日の指数は買い優勢で始まり、23日も値を上げ、4営業日続伸した。
週前半は、海外市場が堅調となったことや、政府による流動性の潤沢供給観測で株式市場にも資金流入が見込めるとの見方などが支援材料となった。個別銘柄では、政府が製薬大手シプラに対し、新型コロナ治療薬候補となっている米同業大手ギリアド・サイエンシズの「レムデシビル」のジェネリック医薬品の製造・販売を許可したことが好感され、大幅高となった。
24日は反落し、25日も値を下げ、続落した。
週後半は、SENSEX指数の先物・オプション取引のSQ(特別清算指数)算出を控え、金融、自動車、医薬品の各セクターが売られ、下げを主導した。また、インド国内の新型コロナの第2波で感染者が急増したことを受け、景気の先行き懸念で売りが優勢となった。その後は、IMF(国際通貨基金)が発表したインドの今年の経済成長率がマイナス4.9%と、前回4月時点のマイナス3%から大幅に下方修正されたことが懸念材料となった。
週末26日は3日ぶりに反発した。 米コンサルティング大手アクセンチュアの2−5月期決算が好調となったことを受け、インド国内でIT関連セクターが買われたほか、インディアン・オーバーシーズ銀行も1−3月期決算で黒字転換したことを受け、金融株が買われ、指数の上げを主導した。
今週(6月29日−7月3日)のインド市場は、第2波感染拡大やロックダウン(都市封鎖)緩和後の世界経済の動向、政府の追加景気刺激策、原油価格の動向、主要企業の決算関連ニュースなどが注目される。主な経済指標の発表の予定は30日の5月財政収支と5月インフラ部門生産高、1日の6月日経製造業PMI(購買担当者景気指数)、3日の6月日経サービス業PMIなど。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




