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<新興国eye>チェコ中銀、政策金利を据え置き―市場予想通り
2020-06-25 10:57:00.0
チェコ国立銀行(中央銀行)は24日の金融政策決定会合で、政策金利の2週間物レポ金利を過去最低の0.25%に据え置くことを決定した。市場予想通りだった。新型コロナウイルス(COVID−19)のパンデミック(感染症の世界的流行)のチェコ経済への悪影響が経済予測通りにとどまったことを踏まえ、現状維持とした。
中銀は20年2月会合で、19年5月以来9カ月ぶりに利上げ(0.25ポイント)を再開したものの、パンデミックによる経済への悪影響が強まったことを受け、3月16日に緊急会合を開き、急きょ0.50ポイントの引き下げに転換した。その後、3月27日の通常会合でさらに0.75ポイント引き下げ、前回5月会合でも同率の大幅引き下げを決めた。3会合連続の利下げで下げ幅は計2.00ポイントに達していた。
中銀は会合後に発表した声明文で、政策金利を据え置いたことについて、「パンデミックによる悪影響や感染防止の経済活動の自粛、輸出需要の減少を反映し、1−3月期のチェコ経済の成長率はマイナス2%となり、5月に発表した最新の中期経済予測と一致した」と指摘した。経済予測では4−6月期はマイナス10%を超えるが、7−9月期から持ち直し、21年4−6月期には約5%増になると予想している。
インフレ率についても、「(1−3月期に約3.5%上昇となった)インフレ率は4−6月期には物価目標の2%上昇をやや上回る水準となり、その後、年末に向けて物価目標に収束する」とした上で、「インフレ見通しの上ブレと下ブレの両リスクは概ね均衡してくる」と今後インフレは落ち着いた動きになると予想している。
次回の通常会合は8月6日に開かれる予定。
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提供:モーニングスター社




