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<新興国eye>前週のインド株、新型コロナ第2波や米景気減速への懸念で3週ぶり反落=BRICs市況
2020-06-15 10:41:00.0
前週(8−12日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の12日終値は前日比0.72%高の3万3780.89、週間ベースでは5日終値比1.48%安となり、3週ぶりに反落した。
週明け8日の指数は続伸して始まった。政府が新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を段階的に緩和し、ショッピングセンターや一般小売店、ホテルなどが8日から営業を再開したことを受け、景気回復期待が高まり、買い優勢となった。
9日は反落。デリー首都圏のマニッシュ・シソディア副首相が7月末までに新型コロナの第2波感染拡大により、デリーの感染者数が50万人を超える、と発言したことが嫌気された。
10日は反発。新型コロナ感染者数が拡大しているものの、ロックダウンの緩和による経済活動の正常化の動きや、政府の景気対策への期待から買い戻しが入った。
11日は再び反落。10日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)が20年の米国GDP(国内総生産)見通しを6.5%減(前回予想2.0%増)と引き下げたことが嫌気され、海外市場が急落。インド株もツレて売られた。
週末12日は反発した。インド最高裁が企業向けタームローン(証書貸付)の元本の分割返済(EMI)を猶予するモラトリアム(一時停止)について、利息の返済減免を求める原告の訴えを退けたことを受け金融株が急騰し、指数の上げを主導した。
今週(8−12日)のインド市場は、新型コロナの第2波感染拡大やロックダウン緩和後の世界経済の動向、政府の追加景気刺激策、原油先物価格の動向、主要企業の決算関連ニュースなどが注目される。主な経済指標の発表の予定は15日の5月WPI(卸売物価指数)など。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




