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<新興国eye>前週の上海総合指数、新型コロナ危機からの回復期待で続伸=BRICs市況
2020-06-08 09:17:00.0
前週(1−5日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の5日終値が5月29日終値比2.57%高の2930.799となり、続伸した。
週明け1日の指数は大幅高となって始まり、3日まで5連騰した。
週前半は、5月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)が50.7と、市場予想(49.6)に反して好不況の分かれ目である50を超え、景気回復期待が強まったことや、前の週末にトランプ米大統領が香港情勢をめぐり、中国と合意した第1次貿易協定を破棄せず、新たな対中貿易制裁も行わない意向を示したことが好感され、買いが優勢となった。その後も政府が中国南部の海南省の市場開放を一段と進める計画を発表したことや、USTR(米国通商代表部)が中国から輸入する一部工業製品に対する制裁関税の適用除外を年末まで延長する方針を示し、米中貿易摩擦懸念が後退したことなどが支援材料となった。
4日は6営業日ぶりに反落。米政府が中国の航空会社の米国路線の運航を16日から禁止すると発表したことから米中関係への懸念が蒸し返され、売り優勢となった。
週末5日は反発した。米中関係悪化や新型コロナ危機からの回復に向けた政府の景気支援策への期待感から、買い戻しが入った。
今週(8−12日)の株式市場は、引き続き新型コロナウイルスの第2波感染やロックダウン(都市封鎖)緩和後の世界経済の動向、香港問題を巡る米中対立、海外の金融市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ(国際相場商品)相場などが注目される。主な経済指標の発表の予定は10日の5月CPI(消費者物価指数)と5月PPI(生産者物価指数)など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




