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<新興国eye>前週のインド株、金融セクターやボーダフォン上げ主導で4週ぶり反発=BRICs市況
2020-06-01 11:19:00.0
前週(5月26−29日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の29日終値は前日比0.69%高の3万2424.1、週間ベースでも22日終値比5.71%高となり、4週ぶりに反発した。週初25日は「断食明け大祭」の祝日で休場だった。
週明け26日の指数は続落して始まった。インドのロックダウン(都市封鎖)が5月末まで延長されたことによる景気低迷により、7−9月期GDP(国内総生産)に急ブレーキがかかり、リセッション(景気失速)になるとの懸念で売り優勢となった。
27日は3営業日ぶりに反発し、週末29日まで3連騰した。
週半ばから後半は、金融大手アクシス銀行が米プライベートエクイティ(PE)ファンドのカーライル・グループから出資を受けるとの観測で急伸し、金融セクターが買われて上げを主導した。その後も多くの国でロックダウンが緩和されたことや、インド国内でもロックダウンが6月以降、再延長されないとの見方が強まり、インド経済の早期回復期待で買いが優勢となった。また、政府の国営銀行への支援の動きも支援材料となった。
週末は米アルファベット傘下のインターネット検索大手グーグルがインド通信大手ボーダフォン・アイデアの株式5%を取得し、資本提携するとの報道を受け35%高と急騰し、指数の上げを主導した。
今週(1−5日)のインド市場は、新型コロナウイルス感染拡大やコロナ規制緩和の動向、政府の追加景気刺激策、香港問題を巡る米中対立の激化、原油価格の動向、主要企業の決算関連ニュース、さらには5日のインド準備銀行(RBI)の金融政策決定会合などが注目される。主な経済指標の発表の予定は1日の日経5月製造業PMI(購買担当者景気指数)や3日の日経5月サービス業PMIなど。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




