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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、政治休戦で買い安心感広がり3週ぶり反発=BRICs市況

2020-05-25 10:51:00.0

 前週(18−22日)のブラジル株式市場は22日のボベスパ指数が前日比1.03%安の8万2173.2、週間ベースでは15日終値比5.95%高となり、3週ぶりに大きく反発した。

 週明け18日の指数は急反発して始まった。世界各国でロックダウン(都市封鎖)の規制緩和が進み、景気回復への期待感が強まったことに加え、米バイオ医薬品大手モデルナが新型コロナウイルスのワクチン開発でヒトへの臨床試験に成功したと発表したことを受け、欧米株やアジア株が急上昇し、ブラジル株も買われる展開となった。

 19日は反落。サンパウロ市が最大6日間のロックダウンを決めたことを受け、ブラジル国内で新型コロナ感染者数の増加に歯止めがかからないことへの懸念が強まった。

 20日は反発し、21日も値を上げ、続伸。

 週半ばから後半は、米証券大手ゴールドマン・サックスがブラジル株に対し、年初来で48%も下落してバリュー(割安株)になっていると指摘し、ブラジル株への回復期待を示したことが好感されたほか、ボルソナロ大統領が27州の知事との会見で、できるだけ早期に州や市町村に補助金を交付する考えを示し政治休戦が実現したこと、原油先物価格が上昇したことが買い材料となった。

 週末22日は3日ぶりした。中国株が米中緊張激化懸念や景気回復への懸念で大幅下落し、欧州株も軟調となったことが嫌気され、ブラジル株にも売りが広がった。

 今週(25−29日)の株式市場は、引き続き国内政治情勢や新型コロナウイルスの感染拡大、欧米やアジアのコロナ規制緩和の動向、コロナ危機巡る米中関係、世界景気の回復期待、海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場の動向などが注目される。主な経済指標の発表の予定は29日の1−3月期GDP(国内総生産)と4月財政収支など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社