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新興国ニュース

<新興国eye>マレーシア中銀、0.50ポイント追加利下げを決定―市場予想通り

2020-05-07 10:39:00.0

 バンク・ネガラ・マレーシア(中銀)は5日の金融政策決定会合で、中国で発生した新型コロナウイルス(COVID−19)のパンデミック(感染症の世界流行)による需要減少と感染防止の経済抑制策の悪影響を緩和するため、政策金利である翌日物政策金利(OPR)を0.50ポイント引き下げ、2.00%とすることを決めた。市場予想通りだった。

 市場では新型コロナ感染拡大が続けば、政策金利は世界的な金融危機当時の2.00%まで引き下げられる可能性があると予想していた。

 中銀は20年に入り、1月会合で「物価安定と経済成長の上昇基調を確実にするための予防的措置」として、8カ月ぶりに利下げを再開したが、コロナ危機を受け、前回3月会合の0.25ポイント利下げに続いて、今回の会合でも0.50ポイントの大幅利下げを決めた。これで利下げは3会合連続となり、利下げ幅も計1.00ポイントに達した。

 今回の大幅利下げについて、中銀は会合後に発表した声明文で、「マレーシア経済は世界経済の縮小と同様、パンデミックによる悪影響を受けている。世界的な感染封じ込め対策により、今後、外需が減少し、国内経済の活動が大幅に低下することが予想される」と国内景気を下支える必要性が高まったとしている。

 今後の景気見通しについては、「パンデミックの進展との関係で、依然として不透明だ」とし、懸念を示した。インフレ見通しについては、「主に世界的な原油価格の大幅低下により、20年のインフレ率は低下圧力が高まり、マイナス圏となる可能性が高い」と懸念を示した。

 中銀は3月から金融市場に流動性を潤沢供給するため、資産買い入れやレポ取引(売り戻し条件付)オペなどを通じ、これまでに約420億リンギット(約1兆円)の流動性を供給しているが、「秩序ある金融市場を維持し、銀行の仲介機能を支えるため、インターバンク市場への流動性を供給する用意がある」としている。

 次回会合は7月7日に開かれる予定。

<関連銘柄>
 ブルサKLC<1560>、iSエマジン<1582>、アセアン50<2043>、
 アジア債券<1349>、iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社