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新興国ニュース

<新興国eye>ハンガリー中銀、金利据え置き―5月4日から量的緩和開始へ

2020-04-30 11:24:00.0

 ハンガリー中央銀行は28日の金融理事会で、主要政策金利である3カ月物固定預金金利(ベース金利)を過去最低の0.90%に据え置いた。

 また、ベース金利の上下幅(コリドー)の下限を示す翌日物預金金利をマイナス0.05%、上限を示す翌日物有担保貸出金利を1.85%、さらに7日物有担保貸出金利を1.85%に、いずれも据え置いた。

 中銀は19年2月まで33会合連続で政策金利を据え置いたが、翌3月に翌日物預金金利だけをマイナス0.15%から同0.05%へ0.10ポイント引き上げ、同4月から20年3月会合まですべての政策金利を12会合連続で据え置いた。

 ただ、前回4月7日の臨時会合では中国で発生した新型コロナウイルス(COVID−19)のパンデミック(感染症の世界流行)の悪影響による景気悪化や金融市場の混乱を回避するため、インターバンク市場の銀行間取引を活発化(貸出増加)させ、市場の流動性が高まることを狙って、ベース金利のコリドーをシメントリック(上下対称)に広げた。ベース金利の上限を示す翌日物有担保貸出金利は0.90%から1.85%に、7日物有担保貸出金利も0.90%から1.85%に引き上げられている。今回はすべての金利が現状のまま据え置かれた。

 また、中銀は前回の臨時会合で金融市場に流動性を潤沢に供給するため、流通市場で国債とMBS(不動産担保証券)を買い取る量的金融緩和(QE)策の導入を決めたが、今回の会合でQEを5月4日から開始することを明らかにした。QE実施の詳細は、国債の買い取りについては残存期間3年以上で、フォリント建ての固定金利型国債を対象とし、銀行だけでなく、ノンバンクからも市場価格で買い取るとしている。

 MBSの買い取りについては、プライマリー市場(起債市場)と流通市場の両方で、これも残存期間3年以上のフォリント建て固定金利型MBSを買い取る。買い取りの上限はいずれも設定していないが、「国債の買い取り額が1兆フォリント、MBSは3000億フォリントに達した時点で、(継続かどうかについて)検討する」としている。

 次回の金融政策決定会合は5月26日に開かれる予定。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社