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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油急落や景気悪化懸念で4週ぶり反落=BRICs市況
2020-04-20 10:53:00.0
前週(13−17日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の17日終値が前日比1.1%高の1078.69、前週比では5.6%安となり、4週ぶりに反落した。
週明け13日の指数は続落して始まった。OPEC(石油輸出国機構)プラスが5−6月の原油生産量を日量970万バレル、米国やカナダ、ブラジルも同370万バレルの減産で合意したものの、原油先物市場では不十分としてブレント原油先物(6月物)が1バレル=32ドルに下落したことが嫌気され、ロシア株の売りにつながった。
翌14日は小反発。中国3月貿易統計で輸出・輸入とも市場予想ほど悪化しなかったことが指数をサポートした。
15日は急反落した。新型コロナウイルス(COVID−19)の悪影響を受け、米3月小売売上高や米3月鉱工業生産が悪化し、米国の大手金融機関の四半期決算も軒並み軟調となったことが嫌気されたほか、原油先物価格が28ドルを割り込んだことが指数の下げを加速させた。
16日は再び反発し、週末17日も値を上げ、続伸した。
16日は、ドイツがロックダウン(都市封鎖)を緩和し、経済活動を再開する方針を明らかにしたことが好感されたほか、原油先物も29ドルに回復したことが買い材料になった。
17日も欧州各国がロックダウンの緩和を発表したことや、トランプ米大統領が段階的な経済活動再開指針を発表(全米約30州がロックダウン緩和を検討中)したことなどが指数を支援した。
今週(20−24日)のロシア市場は引き続き新型コロナウイルスのパンデミック(感染症の世界流行)や原油価格、ルーブル相場、ロシア中銀の金融政策決定会合(24日)などが焦点となる。また、原油価格に影響を与える21日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や22日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表の予定は22日の3月鉱工業生産など。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




