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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、パンデミックによる景気悪化懸念を受け反落=BRICs市況

2020-04-06 11:22:00.0

 前週(3月30日−4月3日)のブラジル株式市場は3日のボベスパ指数が前日比3.76%安の6万9537.6、週間ベースでも27日終値比5.30%安となり、大きく反落した。

 週明け3月30日の指数は反発して始まった。31日は反落し、4月1日も値を下げ、続落した。

 週前半は、新型コロナウイルス(COVID−19)のパンデミック(感染症の世界流行)による主要国経済の悪化懸念が強まる中、経済調査院金融市場研究センターの調査で、上場企業245社の半数は3カ月間売り上げがゼロでも運転資金に余裕があることが分かったことが支援材料となった。その後は国内のインフレ率が2倍に加速するとの懸念で売り優勢となった

 2日は3日ぶりに反発したが、週末3日は再び反落して取引を終了した。

 週後半は、海外市場が持ち直したことや、中国3月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)が回復したことで、中国景気の早期回復期待が高まったことなどが買い材料となった。さらにはトランプ米大統領がOPEC(石油輸出国機構)プラスのサウジアラビアとロシアが日量約1000万バレルの原油減産調整で合意するよう呼びかけ、OPECプラスが原油調整に動き出したことも支援材料となった。

 週末は米3月雇用統計が発表され、ウイルス感染の悪影響で非農業部門雇用者数が前月比70.1万人減と、9年半ぶりに減少に転じ、失業率も4.4%となり市場予想から大幅に悪化したことが嫌気された。

 今週(6−9日)の株式市場は、引き続き新型コロナウイルスの世界的感染拡大やイラン・シリア情勢などの地政学リスク、世界景気悪化懸念、経済改革、海外の金融市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場の動向などが注目される。主な経済指標の発表の予定は6日の3月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)IGP―DIインフレ指数(全国卸売物価指数)と3月自動車生産・販売台数、7日の2月小売売上高、9日の3月IPCA(拡大消費者物価指数)など。10日は「聖金曜日」の祝日で休場となる。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社