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<新興国eye>前週の上海総合指数、新型コロナのパンデミックへの警戒感で反落=BRICs市況
2020-04-06 09:55:00.0
前週(3月30日−4月3日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の3日終値が3月27日終値比0.30%安の2763.987となり、反落した。
週明け3月30日の指数は反落して始まり、翌31日は小反発。
週前半は、中国人民銀行(中銀)による景気支援の0.20%利下げにもかかわらず、新型コロナウイルス(COVID−19)のパンデミック(感染症の世界流行)による世界景気の後退懸念が根強く、売りが先行した。その後は国家統計局発表の3月製造業PMI(購買担当者景気指数)が前月実績や市場予想を上回ったことを受け、早期の景気回復期待が支援材料となった。
4月相場入りした1日は反落。2日は反発したものの、週末3日は再び反落して取引を終了した。
週後半は、3月財新製造業PMIが50.1と、過去最低だった前月の40.3から回復し、景況感の分かれ目となる50を超えたことが好感されたほか、中国国務院(内閣)が追加景気支援の方針を示したことや、李克強首相が地方債の発行枠を前倒しで拡大すると発表したこと、さらにはOPEC(石油輸出国機構)プラスの原油減産調整への動きでエネルギー株が上昇したことも支援材料となった。
週末は世界の新型コロナウイルス感染者数が100万人を突破し、主要国でロックダウン(都市封鎖)が広がっていることが嫌気され、中国にもこうした外部ショックが及ぶとの懸念が強まり、リスク選好投資が控えられた。
今週(7−10日)の株式市場は、引き続き新型コロナウイルスの感染拡大やイラン・シリア情勢などの地政学リスク、海外の金融市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ(国際相場商品)相場などが注目される。主な経済指標の発表の予定は7日の外貨準備高や10日の3月CPI(消費者物価指数)と3月PPI(生産者物価指数)など。6日は「清明節」の祝日で休場となる。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




