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<新興国eye>トルコ中銀副総裁、パンデミックの経済への悪影響は限定的との見方示す
2020-04-01 12:39:00.0
トルコ中銀のオーウザン・エズバシュ副総裁は3月29日、地元アナドル通信社のインタビューで、同国の1−3月期GDP(国内総生産)の見通しについて、「堅調な伸びを示す」との見方を示した。中国で発生した新型コロナウイルス(COVID−19)のパンデミック(感染症の世界流行)によるトルコ経済への悪影響が本格化する前の1−2月が好調だったためとしている。地元紙デイリー・サバ(電子版)が伝えた。
その上で、同副総裁は、「トルコはパンデミックの経済への悪影響が最も少ない国の一つとなり、短期間でパンデミックを乗り越えることができる」とし、「パンデミックの拡大ペースが鈍化してくれば、トルコ経済は急回復し始める」と景気の先行きに楽観的な見方を示した。また、「観光セクターを除き、個人消費が顕著に悪化する兆候は見られていない」とも述べている。
エルドアン大統領はパンデミック対策として、打撃が最も大きいセクターへの税軽減措置や労働者への金融支援などで1000億トルコリラ(約1.6兆円)規模の景気支援策を発表している。また、トルコ中銀も17日の緊急会合で、1ポイントの利下げや企業のキャッシュフローを改善するため、銀行への直接融資制度の導入や輸出企業を支援するための輸出信用の拡充など金融市場への流動性潤沢供給の措置も発表している。
トルコの19年10−12月期実質GDPは前年比6%増となり、その結果、19年全体では約1%増となっている。
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提供:モーニングスター社




