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<新興国eye>前週のインド株、パンデミックによる景気悪化懸念で6週続落=BRICs市況
2020-03-30 10:01:00.0
前週(23−27日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の27日終値は前日比131ポイント(0.44%)安の2万9815.59、週間ベースでも20日終値比0.34%安となり、6週続落した。
週明け23日の指数は急反落して始まった。中国で発生した新型コロナウイルス(COVID−19)のパンデミック(感染症の世界流行)を受けたインド国内の都市封鎖により景気悪化が一段と進むとの懸念が強まったほか、インド国内の公共輸送機関が3月末まで運休することや、観光産業が3−5月に70億ドルの損失を被るとの見通しが嫌気された。
翌24日は反発し、26日まで3日続伸した。FRB(米連邦準備制度理事会)がコロナウイルスの感染拡大による米経済への悪影響を抑制するため、量的金融緩和の規模を無制限に拡大すると発表したほか、G20サミット(主要20カ国・地域首脳会議)で5兆ドル超の財政刺激措置を講じることで意見が一致したこと、インド政府の景気刺激策への期待感が強まったことなどが、相場を押し上げた。
週末27日は4日ぶりに小反落。インド準備銀行(RBI)が緊急会合を開きで、景気支援のため政策金利の0.75ポイント引き下げを決めたものの、市場は反応薄となり、戻り売りに押された。
今週(3月30日−4月3日)のインド市場は、新型コロナウイルスの感染拡大や世界景気減速、イラン・シリア情勢などの地政学リスク、政府の追加景気刺激策、原油価格の動向、主要企業の決算関連ニュースなども注目される。主な経済指標の発表の予定は31日の2月財政赤字と2月インフラ部門生産高など。2日は「ラーマ祭」の祝日で休場となる。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




