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<新興国eye>ロシア中銀、政策金利を据え置き―市場予想通り
2020-03-23 10:27:00.0
ロシア中央銀行は20日の理事会で、主要政策金利である資金供給のための1週間物入札レポ金利と資金吸収のための1週間物入札預金金利をいずれも現行の6.00%に据え置くことを決めた。市場予想通りだった。
中銀は19年6月、景気刺激のため、18年3月以来1年3カ月ぶりに利下げに踏み切り、その後も同7月、9月、10月、12月、さらに20年の前回2月会合でも6会合連続となる利下げを実施。この間の利下げ幅は計1.75ポイントに達している。
中銀は現状維持を決めたことについて、これまでの利下げなどの一連の景気刺激策の効果を見るためとしている。
今後の金融政策については、「経済予測期間中のロシア経済の景気動向やインフレ率の物価目標の達成状況、さらには国内や海外の経済動向、金融市場の動向を注視し、政策金利を決める」とし、必要に応じて適切に対応する考えを示した。前回会合で使った「もし、経済状況が中期経済予測の標準シナリオ通りに進めば、中銀は次回以降の会合で、さらなる利下げを決めるかどうかについては(予断を持たず)オープンだ」との文言は削除された。
インフレ見通しについては、「通貨ルーブルの下落(20年に入り20%超急落)により、(輸入物価が上昇し)インフレ率の上ブレリスクが高まっている」としたが、「新型コロナウイルス(COVID−19)の感染拡大や原油価格の急落、世界経済の減速により、2−3月のロシア経済は中銀の標準シナリオの経済予測からかなりカイ離し、インフレ率の下ブレ圧力となっている」とし、インフレ率の上ブレ・下ブレ両リスクが拮抗しているとの見方を示した。
ロシアの代表的な原油指標であるウラル原油価格は1バレル=25ドルを割り込んでいる。ただ、中銀はインフレ率の見通しについて、「インフレ率は20年には一時的に物価目標(4%上昇)を超えるが、21年には4%上昇に向かって収束する」との楽観的な見方を据え置いている。
景気見通しについては、「今後のロシア経済は新型コロナウイルスのパンデミック(感染症の世界流行)の悪影響がどの程度になるか、また、パンデミック対策によって変わる」としたが、「1月に政府とわれわれが決めた景気刺激策により、ロシア経済が下支えられる」と判断している。
次回の金融政策決定会合は4月24日に開かれる予定。
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