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<新興国eye>インドネシア中銀、0.25ポイント追加利下げ―市場予想通り
2020-03-23 09:19:00.0
インドネシア中央銀行(BI)は19日の理事会で、主要政策金利の1週間物リバースレポ金利を0.25ポイント引き下げ、18年4月以来約2年ぶり低水準の4.50%とすることを決めた。市場の大方の予想通りだった。ただ、一部では0.50ポイントの大幅利下げを予想する向きもあった。
また、中銀は過剰流動性を吸収するための翌日物預金ファシリティー金利(FASBIレート)も3.75%、翌日物貸出ファシリティー金利も5.25%と、いずれも同率引き下げた。
今回の利下げ決定は前回2月会合に続いて、2会合連続となる。
中銀は前回2月会合で、中国で発生した新型コロナウイルス(COVID−19)の感染拡大の悪影響を抑制するための景気刺激策を決めたが、今回の追加利下げを決めた理由について、「感染が159カ国に拡大し、世界の金融市場を悪化させ、安全資産への逃避による資本流出、ルピア安など悪影響が強まったため」と新型ウイルスのパンデミック(感染症の世界流行)による悪影響が同国の経済や通貨ルピアに一段と強く及んできたとした。2月会合での利下げは「インドネシア経済の成長勢いを維持するための予防的措置」との位置付けだった。
また、パンデミックによる経済の下ブレリスクを抑制し、金融市場と金融システムの安定を確保するため、また、経済成長の勢いを加速させるため、前回2月会合で決めた景気刺激策に続く新たな措置を講じる。大半が通貨ルピアの相場安定に関連したもので、ルピア相場の下落を阻止し、経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)を反映した水準になるよう市場介入を強めるほか、銀行システムへのルピア流動性の潤沢供給のため、SBN(短期国債)のレポ取引(売り戻し条件付)の期間を12カ月に延長すること、さらには、通貨スワップの頻度を週3回から毎日に引き上げるなどとなっている。
ルピア相場については、「3月18日時点で、2月から平均で5.18%、また、19年12月末から5.72%も下落した」とした上で、「ルピアを決済に使う為替フォワード(先渡し)取引であるDNDF(ドメスティック・ノン・デリバラブル・フォワード)取引の強化やスポット市場取引の強化、流通市場でのSBNの買い入れなどのルピア相場の安定化策を引き続き強化する」としている。
また、パンデミックにより同国の経済成長率が鈍化するとし、20年の経済成長率見通しを従来予想の5.0−5.4%増から4.2−4.6%増に下方修正した。これは03年以来17年ぶりの低い伸びとなっている。ただ、中銀はウイルス感染の脅威が去れば、同国の経済成長率は21年には5.2−5.6%増に回復すると予想している。
次回の金融政策決定会合は4月13−14日に開かれる予定。
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