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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、パンデミック宣言や原油安受け4週続落=BRICs市況
2020-03-16 11:06:00.0
前週(10−13日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の13日終値が前日比2.62%高の991.69、前週比では21.2%安となり、4週続落した。週初9日は「国際婦人デー」の祝日で休場だった。
週明け10日の指数は大きく下げて始まり、12日まで6営業日続落した。
週前半は、新型コロナウイルス(COVID−19)の感染拡大による世界景気減速懸念やサウジアラビアによる原油の値下げ販売競争の激化で原油価格が急落したこと、また、海外株安が嫌気された。通貨ルーブルの急落も指数の押し下げにつながった。
週後半は、ECB(欧州中央銀行)が量的金融緩和で年内の資産買い取り額を1200億ユーロ増額することなど金融市場への流動性の潤沢供給策を発表したが、市場の利下げ期待がはく落したことから、世界の主要市場で失望売りが広がり、ロシア株も急落した。また、WHO(世界保健機関)がコロナウイルスのパンデミック(感染症の世界流行)を宣言したことも嫌気された。
週末13日は7営業日ぶりに反発した。投資家がこれまで急ピッチで積み上げた信用売り残の整理を進めたため、買い戻しが強まり、相場を押し上げた。
今週(16−20日)のロシア市場は引き続き新型コロナウイルスの世界的感染拡大や原油価格、ルーブル相場、海外市場の動向、英・EU(欧州連合)離脱移行手続き協議、中東、特にイラン・シリア情勢、米国の対ロ制裁、ロシア中銀の金融政策決定会合(20日)、さらには3月17−18日開催FOMC(米連邦公開市場委員会)などが焦点となる。また、原油価格に影響を与える17日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や18日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表の予定は17日の2月鉱工業生産や、20日の2月小売売上高と2月失業率など。RTS指数は900−1100ポイントの値動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




