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新興国ニュース

<新興国eye>前週のロシアRTS指数、原油安や米緊急利下げが嫌気され3週続落=BRICs市況

2020-03-09 11:01:00.0

 前週(2−6日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の6日終値が前日比4.97%安の1257.96、前週比でも3.21%安となり、3週続落した。

 週明け2日の指数は3営業日ぶりに小反発して始まり、3日も値を上げ、続伸した。

 週前半は、世界各国の中銀が新型コロナウイルス(COVID−19)の感染拡大による景気後退リスクに対処するため、景気支援策を講じるとの期待感や、ロシアがOPEC(石油輸出国機構)の原油減産に協力する姿勢を示したことを受け、ブレント原油先物が1バレル=51ドルに回復し、ロシア株も買い優勢となった。その後は原油先物価格が53ドル台に急伸し、海外株高も続いたことを受け、一段と買いが強まった。

 4日は3日ぶりに反落し、週末6日まで3日続落した。

 FRB(米連邦準備制度理事会)が3日、0.50ポイントの緊急利下げを実施したものの、逆にウイルス感染拡大の深刻さが浮き彫りになったとの受け止めが市場に広がった。4日もパウエルFRB議長の発言に懐疑的なムードが広がったほか、EU(欧州連合)の行政執行機関であるEC(欧州委員会)がウイルス感染拡大により、フランスとイタリアがリセッション(景気後退)となる可能性を指摘したことを受け、指数は売り優勢。5日は原油安がロシア株を下押しした。

 6日はOPECプラス会合で原油減産をめぐり、OPEC加盟国と非加盟国のロシアが減産期間について意見が一致しなかったことから嫌気売りが出た。国営天然ガス大手ガスプロムの石油子会社ガスプロム・ネフチは7%近く急落し、指数の下げを主導した。

 今週(10−13日)のロシア市場は引き続き新型コロナウイルスの世界的感染拡大や原油価格、ルーブル相場、海外市場の動向、英・EU(欧州連合)離脱移行手続き協議、中東、特にイラン・シリア情勢、米国の対ロ制裁などが焦点となる。また、原油価格に影響を与える10日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や11日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表の予定は13日の1月貿易収支など。RTS指数は1200−1350ポイントの値動きが予想される。9日は「国際婦人デー」の祝日で休場となる。

<関連銘柄>
 RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
 WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
 野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社