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<新興国eye>前週の上海総合指数、国内ウイルス感染鈍化や景気支援期待で反発=BRICs市況
2020-03-09 09:56:00.0
前週(2−6日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の6日終値が2月28日終値比5.35%高の3034.511となり、反発した。
週明け2日の指数は急反発して始まり、5日まで4営業日続伸した。
週前半は、中国国内の新型コロナウイルスの新規感染者数が大幅に減少したことや、世界各国の中銀がウイルス感染拡大による景気後退リスクに対処するため、景気支援策を講じるとの期待感から買い優勢。市場では海外の金融緩和が中国に波及効果をもたらすとの見方が広がった。その後は、FRB(米連邦準備制度理事会)が景気支援のため、0.50ポイントの緊急利下げを実施したことを受け、中国政府も追加の景気支援策を講じるとの見方が広がり、買いが一段と強まった。
週後半は、中国共産党の会議で、内需回復のため、インフラ建設の推進や5G通信システムネットワークの構築、消費拡大などの方針が決まったことが好感されたほか、中国人民銀行(中銀)による利下げ期待で買い優勢となった。また、中国の1−3月期GDP(国内総生産)伸び率が前期の半分程度に減速するとの予想を受け、中国の利下げ時期が早まるとの観測が強まり、さらには中国の許宏才財政次官が会見で、ウイルス対策費として1104億8000万元を予算措置したと発表したことも好感された。
週末6日は5日ぶりに反落。世界的な株安の影響を受けたほか、利益確定売りも出た。
今週(9−13日)の株式市場は、引き続き新型コロナウイルスの感染拡大や英・EU(欧州連合)離脱移行手続き協議、中東、特にイラン・シリア情勢などの地政学リスク、海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ(国際相場商品)相場などが注目される。主な経済指標の発表の予定は10日の2月CPI(消費者物価指数)・PPI(生産者物価指数)など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




