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<新興国eye>前週のブラジル株、新型肺炎懸念やレアル安で反落=BRICs市況
2020-02-25 13:50:00.0
前週(17−21日)のブラジル株式市場は21日のボベスパ指数が前日比0.79%安の11万3681.4、週間ベースでも14日終値比0.61%安となり、反落した。
週明け17日の指数は3営業日ぶりに反発して始まった。中国人民銀行(中銀)による景気刺激を狙った金融市場への流動性の潤沢供給(3000億人民元)や中期流動性ファシリティ(MLF)の金利引き下げが好感された。
18日は反落。米IT大手アップル<AAPL>がコロナウイルスによる影響で1−3月期売上が会社予想を下回ると発表したことから世界経済の減速懸念が強まったことや、また、ブラジル中銀が為替市場介入に消極的な考えを示し通貨レアル安が進行したことが嫌気された。
19日は反発。中国人民銀行が1年物ローンプライムレート(LPR)を引き下げた一方で、中国政府も一段の景気刺激策を検討していると報じられたこと、さらにはFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録で年内の政策金利据え置きが示されたことを受け、米株高となったことが支援材料となった。
20日は再び反落し、週末21日も値を下げ、続落した。
20日は新型コロナウイルス感染が韓国と日本で広がったことが嫌気されたほか、欧米市場でも下落。また、ブラジル小売大手ポム・デ・アスカー(GPA)が四半期決算で大幅減益となったことも、ブラジル株の売り材料となった。
21日はカーニバルの祝日を控える中、新型コロナウイルスの感染拡大による中国経済の減速懸念が再び強まり、リスク選好投資が避けられた。また、鉱山大手ヴァーレが19年通期決算で66億レアルの赤字となったことを受け、約4%安と急落したことも指数の下げを主導しR他。
今週(26−28日)の株式市場は、引き続き中国の新型肺炎の感染拡大や米中通商第2段階協議、米・EU(欧州連合)貿易協議、英・EU離脱移行手続き協議、中東、特にイラン・シリア情勢などの地政学リスク、世界景気、経済改革、海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場などが焦点となる。主な経済指標の発表の予定は27日のジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)2月IGP−MIインフレ指数や28日の1月財政収支など。24日と25日は「カーニバル」の祝日で終日休場、26日は午前休場となる。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




