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新興国ニュース

<新興国eye>ルーマニア中銀、政策金利を現状維持―14会合連続

2020-02-10 13:39:00.0

 ルーマニア国立銀行(中銀)は7日の金融政策決定会合で、主要政策金利である1週間物レポ金利を2.50%に据え置くことを決めた。

 また、中銀は主要政策金利の±1ポイントのレンジの上限にあたる市中銀行に資金供給するためのロンバート型貸出金利は3.50%、下限にあたる資金吸収のための預金金利は1.50%にいずれも据え置いた。

 一方、金融システム内の流動性を適切に管理するため、市中銀行が中銀に預ける預金準備率については、自国通貨建ての預金準備率を8.00%に据え置いたが、外国通貨建ての預金準備率を従来の8.00%から6.00%に引き下げた。この変更は2月24−3月23日の準備金積立期間から実施される。

 中銀は18年1月、08年8月1日会合以来9年5カ月ぶりに金融引き締めに転換。同2月も追加利上げを実施し、利上げ幅が計0.50ポイントに達したことから、同4月は現状維持とした。翌5月に3カ月ぶりに利上げを再開し、0.25ポイント引き上げたが、同7月から今回まで14会合連続で据え置きとした。

 中銀は現状維持を決めたことについて、前回1月会合時と同様、「インフレが物価目標(中心値2.5%上昇)の許容範囲(1.5−3.5%上昇)を超えているものの、最新の2月経済予測によると、今後、物価目標に向かって収束する」と、楽観的に見ていることを挙げている。

 インフレ率は19年12月、燃料と果物の価格上昇により前年比4%上昇と11月の同3.8%上昇から伸びが加速し、物価目標の許容範囲を上回った。中銀は「予測よりもやや高めとなった」としつつ、インフレ見通しについては、「最新の2月経済予測では、インフレ率は20年の早い時期に大幅に減速し、経済予測期間の終わりまでに物価目標の許容範囲の後半(2.5−3.5%上昇)の水準に落ち着く」とした。ただ、20年後半からインフレ率はやや加速するとしている。

 また、「年内の国政選挙や政府の将来の財政・所得に関する政策スタンスだけでなく、ユーロ圏や世界各国の景気動向や、中国湖北省武漢で発生した新型コロナウイルスによる新型肺炎の感染拡大、さらにはECB(欧州中央銀行)やFRB(米連邦準備制度理事会)など各国中銀の金融政策などにより、インフレ見通しに対するリスクや先行き不透明感は一段と高まっている」との見方を据え置いている。

 次回の金融政策決定会合は4月3日に開かれる予定。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社