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新興国ニュース

<新興国eye>前週のブラジル株、新型肺炎感染拡大や通貨レアル安の進行で続落=BRICs市況

2020-02-03 10:48:00.0

 前週(1月27−31日)のブラジル株式市場は31日のボベスパ指数が前日比1.53%安の11万3760.6、週間ベースでも24日終値比3.90%安となり、続落した。

 週明け1月27日の指数は大幅安となり、続落して始まった。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が進行するなか、中国政府が春節(旧正月)の連休を2月2日まで3日間延長したことを受け、中国の経済成長鈍化によるブラジル経済、さらには世界経済への悪影響懸念からリスク回避の売りが広がった。

 28日は3営業日ぶりに反発。新型肺炎の感染拡大阻止に向けた世界的な取り組みへの期待感で欧米市場が堅調となったことを受け、ブラジル市場でも買い戻しが広がった。

 29日は反落。新型肺炎の感染拡大懸念で、通貨レアル安が進行したことやパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が「短期的に中国の生産に影響するのは明白」と述べたことで中国景気の後退懸念が再び強まり、売り優勢となった。

 30日は小反発。ブラジル中央銀行が2月5日の会合で追加利下げを実施するとの観測が支援材料となったほか、WHO(世界保健機関)が新型肺炎について、「国際的に懸念される緊急事態」を宣言したうえで、中国の感染地への渡航や貿易を制限する勧告の必要性を否定したことも支援材料となった。

 週末31日は急反落。新型肺炎感染拡大に加え、ブラジル中銀の追加利下げでレアルが急落し、ブラジルの輸出に悪影響が及ぶとの思惑で売りが活発化した。

 今週(3−7日)の株式市場は、米中通商第2段階協議や米・EU(欧州連合)貿易協議、英・EU離脱移行手続き協議、中東、特にイラン・シリア情勢、さらには5日のブラジル中銀の金融政策決定会合、新型肺炎の感染拡大などの地政学リスク、世界景気、経済改革、海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場などが焦点となる。主な経済指標の発表の予定は3日の1月製造業PMI(購買担当者景気指数)と1月貿易収支、4日の19年12月鉱工業生産、5日の1月サービス業PMI、7日の1月IPCA(拡大消費者物価指数)と1月ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)IGP―DIインフレ指数(全国卸売物価指数)など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社