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新興国ニュース

<新興国eye>ハンガリー中銀、政策金利を据え置き―10会合連続

2020-01-29 11:19:00.0

 ハンガリー中央銀行は28日の金融理事会で、すべての主要政策金利を据え置いた。市場予想通りだった。

 政策金利のうち、ベース金利である3カ月物固定預金金利は過去最低の0.90%、同金利の上下幅(コリドー)の下限を示す翌日物預金金利はマイナス0.05%、上限を示す翌日物有担保貸出金利は0.90%、また、7日物有担保貸出金利は0.90%と、いずれも据え置かれた。

 中銀は16年3月に9カ月ぶりの利下げに踏み切り、同5月まで3会合連続で利下げしたが、同6月から据え置きに転じ、19年2月まで33会合連続で政策金利を据え置いた。翌3月に翌日物預金金利だけをマイナス0.15%から同0.05%へ0.10ポイント引き上げたが、他の政策金利を現状通りとし、同4月から10会合連続ですべての政策金利を据え置いた。市場では20年末まで現状の政策金利が維持されるとみている。

 中銀は会合後に発表した声明文で、現状維持を決めたことについて、「CPI(消費者物価指数)は主に燃料と食品の上昇により一時的に伸びが加速するが、その後緩やかに減速し、1−3月期末までに許容レンジに収束する。また、経済予測期間の後半には物価目標の3%上昇で落ち着く可能性が高い」とした上で、コアインフレ率(間接税率の変更の影響を除くため一定税率ベースでみたコアインフレ率)についても「1−3月期は現在の水準で推移し、その後、徐々に伸びが減速する」との楽観的な見通しを示した。

 インフレ見通しに対する上ブレ・下ブレ両リスクについて、「今後数年間、ユーロ圏経済は引き続き弱い状態が続く一方で、国内経済は予測をやや上回る成長となる可能性が高く、インフレ見通しに対するリスクは均衡している」とし、前回12月会合時の見方を据え置いた。

 今後の金融政策について、前回会合時と同様、「金融政策の決定は物価の安定の持続に重点を置き、引き続き金融緩和的な政策スタンスを継続する」とした。ただ、「インフレ見通しの今後の成り行きがさらなる金融政策措置を必要とするかどうかの決定要因になる」との文言を残しており、ユーロ圏の景気減速など外部のディスインフレ(物価上昇率の鈍化)要因が強まれば、利下げが必要になる可能性に含みを残した。

 次回の金融政策決定会合は2月25日に開かれる予定。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社