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<新興国eye>前週のインド株、さえない企業決算や新型肺炎感染拡大で3週ぶり反落=BRICs市況
2020-01-27 09:50:00.0
前週(20−24日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の24日終値は前日比0.55%高の4万1613.19、週間ベースでは17日終値比0.79%安となり、3週ぶりに反落した。
週明け20日の指数は反落して始まり、22日まで3日続落した。
週前半は、中東リビアの大規模油田が操業停止となったことを受けた原油価格の急騰が嫌気され、売りが優勢となった。インドは世界3大原油輸入国の1つとして知られ、原油高は懸念材料となる。世界最大の製油所を運用するリライアンス・インダストリーズやソフト輸出大手タタ・コンサルタンシー・サービシズ、住宅金融大手ハウジング・デベロップメント・ファイナンス(HDFC)がいずれも決算発表後に急落し、指数の下げを主導した。また、中国で確認された新型コロナウイルスによる新型肺炎の感染拡大や、IMF(国際通貨基金)がインドの20年経済見通しを下方修正したことで売りが広がった。
23日は4日ぶりに反発し、週末24日も値を上げ、続伸した。
週後半は、中国の新型肺炎の感染拡大が懸念材料としてくすぶった一方、政府のインフラ投資拡大の観測で買い戻しが活発化した。また、外国人投資家の買い越しも支援材料となった。また、金融大手アクシス銀行と建設大手ラーセン・アンド・トゥブロ(L&T)の四半期決算が好調となり、指数を押し上げた。
今週(27−31日)のインド市場は、米中通商第2段階協議、米・EU貿易協議、英・EU(欧州連合)離脱、中東、特にイラン・シリア情勢、中国の新型肺炎の感染拡大などの地政学リスク、追加景気刺激策、原油価格の動向、主要企業の決算関連ニュース、さらには2月1日発表予定の政府予算案などが注目される。主な経済指標の発表の予定はない。
<関連銘柄>
上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




