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<新興国eye>カンボジア最大手のアクレダ銀行が株式上場へ
2020-01-24 12:04:00.0
1月12日、カンボジア証券取引所への上場を目指している国内最大手のアクレダ(ACLEDA)銀行は、IPO(新規株式公開)に関するワークショップを開催しました。同銀行では、19年11月26日にカンボジア中央銀行(NBC)から、株式上場に関する許可を得ています。現在、カンボジア証券取引委員会(SECC)とカンボジア証券取引所(CSX)からの認可を待っているところとしています。
IPOの時期については、これらの認可取得後に発表されるとしていますが、4月のクメール正月前までに上場したいとの意欲を示しています。
カンボジア証券取引所には、現在、シアヌークビル港湾公社、プノンペン港湾公社、プノンペン上水道公社、プノンペン経済特区社、GTI社の5社が株式を上場しています。一方、債券市場では、マイクロファイナンスのハッタ・カセコー(HKL)、LOLC、ABA銀行の3社が社債を上場しています。
ただ、上場社数が少なく、取引量も少ないのが現状です。こうした中で、国内最大手の商業銀行が株式を上場することの意義は大変大きいものがあると言えます。今後の手続きが順調に進み、カンボジアの株式市場が大いに活性化されることが期待されます。
【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。1982年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。07年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。
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