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<新興国eye>日通、プノンペン経済特区に多機能倉庫を開設
2020-01-10 12:01:00.0
12月23日、日本通運<9062>は、現地法人のカンボジア日本通運がプノンペン経済特区に多機能ロジスティクス倉庫「プノンペンロジスティクスセンター」を竣工し、開所式を執り行ったと発表しました。
倉庫の敷地面積は4万平方メートル、倉庫の面積は約4620平方メートルで、冷凍(マイナス25度)、冷蔵(1度)、定温(25度)にも対応可能としています。商品を出荷場所へ集めるピッキングや梱包、検品、店舗別の仕分け作業のほか、通関業務などを一体的に展開する計画です。トラック同士の荷物を積み替えるトラックターミナル機能も設け、クロスボーダートラック輸送を強化するなど、効率的な流通体系の構築を目指すとしています。
日系物流会社がカンボジアでドライ・ポート(船荷を積み替えて内陸へ運ぶ目的で、貯蔵施設・商品の混載・トラックや貨車の整備、通関サービスなどを行うターミナル拠点)の認可を受けるのは、初となるとしています。
カンボジア日通では、「センターの設立によりロジスティクス機能を強化し、航空・海運フォワーディング、国内販売物流、製造物流(ジャストインタイム納品)、クロスボーダートラック輸送、空調施設を利用した保管・配送など、あらゆる物流ニーズに応えていく」としています。
カンボジアは、バンコク−プノンペン−ホーチミンを結ぶ南部経済回廊の中心にあり、この地域の物流にとって重要な位置を占めています。ロジスティクスセンターのような物流施設がカンボジアだけでなく域内全体の物流に果たす役割は大きいと見られ、今後の展開が期待されます。
【筆者:鈴木博】
1959年東京生まれ。東京大学経済学部卒。1982年から、政府系金融機関の海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)などで、政府開発援助(円借款)業務に長年携わる。07年からカンボジア経済財政省・上席顧問エコノミスト。09年カンボジア政府よりサハメトレイ勲章受章。10年よりカンボジア総合研究所CEO/チーフエコノミストとして、カンボジアと日本企業のWin−Winを目指して経済調査、情報提供など行っている。
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