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<新興国eye>トルコ中銀、主要政策金利を2.00ポイント引き下げ―4会合連続大幅利下げ
2019-12-13 09:51:00.0
トルコ中央銀行は11日の金融政策決定会合で、主要政策金利である1週間物レポ金利を現行の14%から2.00ポイント引き下げ12.00%とすることを決めた。利下げは前回10月会合に続いて4会合連続となる。
市場では1.50−2.50ポイントの引き下げが見込まれており、ほぼ予想通りとなった。過去の利下げ幅を見ると、15年2月以来4年5カ月ぶりに利下げに踏み切った7月は4.25ポイント、9月は3.25ポイント、10月は2.50ポイントだった。今回は2.00ポイントと、利下げ幅は縮小傾向にある。また、今回を含めこれまで4回の利下げは、エルドアン大統領が7月6日に当時の中銀総裁だったチェティンカヤ氏を電撃解任したのを受け、後任の新総裁に任命されたウイサル氏(チェティンカヤ体制時の副総裁)の下で実施されており、下げ幅は累計で12.00ポイントに達した。
中銀は会合後に発表した声明文を発表。4会合連続の大幅利下げを決めたことについて、前回会合時と同様に、「インフレ期待が広範囲にわたって低下している一方で、インフレの先行き見通しは引き続き改善している。また、通貨リラの安定や内需の動向を反映し、コアインフレ率は緩やかな傾向を示している」とした上で、「19年末までにインフレ率が10月に発表した最新の四半期インフレ報告書で示した予測値のレンジの下限に近づく可能性が高い」と指摘。インフレが十分に抑制されていること、また、今後もインフレの伸びが減速する見通しを理由に、「2.00ポイントの利下げを決めた」としている。また、前回会合時と同様に、「現在の金融政策スタンスはディスインフレ(物価上昇率の鈍化)の予測と合致するものだ」と述べている。
今後の金融政策については、「ディスインフレの進行プロセスを維持することがソブリン債のリスク低下や長期金利の低下、そして力強い景気回復を実現させる上で重要だ」とし、景気刺激のため、利下げを継続する考えを示した。
また、前回会合時と同様に、「今後もあらゆる手段を講じ、物価と金融の安定という目標達成を目指す」とした上で、「新たな経済データに基づいて金融政策スタンスが修正される可能性がある」との文言を残し、今後の金融政策はオープンスタンスとする考えを改めて強調した。
今後のインフレ見通しについて、市場では19年12月末時点のCPIの見通しを平均で同11.99%上昇と予想している。一方、政府は9月30日に発表した20−22年の中期3カ年経済計画で、19年のインフレ見通しを12%上昇(18年9月予測時は15.9%上昇)、20年は8.5%上昇、21年は6%上昇、22年は4.9%上昇としている。
他方、トルコ中銀は10月31日に発表した最新の四半期インフレ報告書で、19年末時点のインフレ見通しを平均で12.0%上昇と、前回予測時の13.9%上昇から上方修正(改善)した。20年末は8.2%上昇、21年末は5.4%上昇と、いずれも据え置いたが、政府予想より低めになっている。
次回の金融政策決定会合は20年1月16日に開かれる予定。
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提供:モーニングスター社




