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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、ガスプロムの大幅高受け4週続伸=BRICs市況
2019-11-05 10:57:00.0
前週(10月28日−11月1日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の11月1日終値が前日比2.29%高の1455.44、前週比でも2.41%高となり、4週続伸した。
週明け10月28日の指数は10営業日ぶりに反落して始まった。米中通商協議の進展で買い安心感が広がったが、連日の相場上昇で高値警戒感が強まり利益確定売りに押される展開となった。
29日は反発し、30日も値を上げ続伸。米国が対中制裁関税対象から約1000品目を除外する方向で検討していると伝えられたことが好感されたほか、国営天然ガス大手ガスプロムが買われ上げを主導した。同社は極東シベリアの中国向け天然ガスパイプラインの稼働開始(12月初め)の準備が整ったことや、デンマーク政府が専管水域での天然ガスパイプライン網「ノルドストリーム2」の工事を許可したことが支援材料となった。
31日は3日ぶりに反落。FRB(米連邦準備制度理事会)がFOMC(米連邦公開市場委員会)で3会合連続の利下げを決めたが、当面、利下げキャンペーンを休止する可能性を示唆したことや、米中首脳が米中通商協議の部分合意に関する調印式を行う予定だった11月16−17日のチリにおけるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が、チリ国内の治安悪化を理由に中止となったことで先行き懸念が強まり、売り優勢となった。
11月相場入りした週末1日は急反発。米10月雇用統計が強い結果となったことを受け、海外市場が堅調となったことや、ブレント原油先物が1バレル=60.68ドルに急伸したことで買い優勢となった。
今週(5−8日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場、海外市場の動向、米中通商協議、世界の景気動向、英・EU離脱を巡る総選挙の動向、中東、特にイラン・シリア情勢、米国の対ロ制裁などが焦点となる。また、原油価格に影響を与える5日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や6日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表の予定は6日の10月CPI(消費者物価指数)など。RTS指数は1400−1480ポイントの値動きが予想される。4日は「民族統一の日」の祝日で休場。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




