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<新興国eye>前週のブラジル株、米中の強い経済指標や米利下げを好感し4週続伸=BRICs市況
2019-11-05 10:09:00.0
前週(10月28日−11月1日)のブラジル株式市場は1日のボベスパ指数が前日比0.91%高の10万8195.6、週間ベースでも10月25日終値比0.77%高となり、4週続伸した。
週明け28日の指数は続伸して始まったが、29日は3営業日ぶりに反落した。週前半は、中銀の金融政策決定会合を30日に控える中、中銀が週初に発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」で、19年末時点の政策金利見通しが前週予想の4.50%に据え置かれ、20年末時点の見通しも前週予想の4.75%から4.50%に引き下げられたことを受け、追加利下げ観測が広がったほか、トランプ米大統領が米中貿易協議について楽観的な見方を示したことも支援材料となったが、その後は、連日の相場上昇で高値警戒感が強まり利益確定売りが出た。
30日は反発したが、31日は反落。30日は、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長がFOMC(米連邦公開市場委員会)後の会見で、利下げの可能性を排除しなかったことや米経済がリセッション(景気後退)に向かっていないとの見解を示したことを受け、リスク選好投資が活発化した。ただ、31日は、米中首脳による米中通商協議の部分合意に関する調印式が行われる予定だった11月16−17日のチリでのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が、チリ国内の治安悪化で急きょ中止となったことや部分合意の最終調整が遅れたことで先行き懸念が強まり、売り優勢となった。
11月相場入りした週末1日は反発した。米10月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回る強い内容となったことや、中国10月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)が市場予想を上回ったこと、さらには中国経済通信社の新華社などが米中通商協議の閣僚級電話会談で部分合意に達したと報じたことが好感され、買い優勢となった。
今週(4−8日)の株式市場は、米中通商協議や世界景気減速、年金改革法案、国営企業の民営化、経済改革の見通し、海外市場、特に米株市場、原油などの国際商品相場、レアル相場、米国による対イラン追加制裁、英・EU離脱を巡る総選挙の動向などの地政学リスクなどが焦点となる。主な経済指標の発表の予定は5日の10月マークイット・ブラジル総合PMI(購買担当者景気指数)、7日の10月IPCA(拡大消費者物価指数)など。
<関連銘柄>
ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社




