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<新興国eye>前週の上海総合指数、米中通商部分合意の調印期待などで続伸=BRICs市況
2019-11-05 09:57:00.0
前週(10月28日−11月1日)の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の1日終値が10月25日終値比0.11%高の2958.199となり、続伸した。
週明け10月28日の指数は続伸して始まった。米中通商協議が部分合意の調印に向けて大きく前進したことや政府の景気支援期待が高まったほか、中国の習近平国家主席が前の週末に、仮想通貨を支えるブロックチェーン(分散型デジタル台帳)技術の開発を加速すると発言したことが引き続き材料視され、フィンテック関連セクターが急騰したことも、指数の押し上げにつながった。
29日は3営業日ぶりに反落し、31日まで3日続落した。米中首脳は米中通商協議の部分合意に関する調印式を11月16−17日にチリで開かれるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で行う予定だったが、チリ国内の治安悪化でAPECが中止となったことからリスクオフムードに。また、10月製造業PMI(購買担当者景気指数)が49.3と、好不況の分かれ目となる50を6カ月連続で下回ったことや、中国人民銀行(中銀)が中小企業支援として創設した標的型中期貸出制度(TMLF)による資金供給を見送ったことも嫌気された。
11月相場入りした週末1日は4日ぶりに急反発した。 10月財新製造業PMIが51.7と、9月の51.4を上回り、17年2月以来2年8カ月ぶりの高水準となったことや、米中通商協議の部分合意の調印期待感が強まり、買い優勢となった。
今週(4−8日)の株式市場は、引き続き米中通商協議や米国による対イラン追加制裁、英・EU離脱を巡る総選挙の動向などの地政学的リスク、海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ相場などが注目される。主な経済指標の発表の予定は5日の10月財新サービス業PMIや8日の10月貿易収支など。
<関連銘柄>
上証50連動<1309>、上場パンダ<1322>、上場チャイナ<1548>、
H株ブル<1572>、H株ベア<1573>、中国A300<1575>、
南方A50<1576>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社




