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<新興国eye>インドネシア中銀、0.25ポイント追加利下げ―市場予想通り
2019-10-25 11:49:00.0
インドネシア中央銀行(BI)は24日の理事会で、世界経済の減速によるインドネシア経済への悪影響を避けるための予防的措置として、主要政策金利の1週間物リバースレポ金利を0.25ポイント引き下げ5.00%とすることを決め、即日実施した。市場予想通りだった。
また、中銀は過剰流動性を吸収するための翌日物預金ファシリティー金利(FASBIレート)も4.25%に、翌日物貸出ファシリティー金利も5.75%に、いずれも同率引き下げ、即日実施した。
中銀は17年10月から18年4月まで7会合連続で政策金利を据え置いたが、同5月ごろからルピア安が急速に進行したため、ルピア安と国内からの資金流出の阻止を狙って、5月の定例会合と同30日の臨時会合に続いて、6月、8月、9月、11月と18年だけで計6回の利上げを実施し、利上げ幅は計1.75ポイントに達した。同12月から据え置きに転じ、19年6月まで7会合連続で据え置いたが、7月に18年11月以来8カ月ぶりに利下げに踏み切った。利下げは前回9月会合に続きこれで4会合連続となる。
中銀は会合後に発表した声明文で、追加利下げを決めた理由について、前回会合時と同様、「19年のインドネシア経済の成長率は5−5.4%増の前半(5−5.2%増)となり、その後、20年までに5.1−5.5%増の中心値(5.3%増)に加速する見通しだ」とし、短期的な景気先行き懸念を挙げた。世界経済の減速については、「米中貿易協議が10月に部分合意したあと、先行き見通しの不透明感が緩和したにもかかわらず、世界経済の減速が続いている」と懸念を示した。
その上で、「利下げは世界経済が減速する中、インドネシア経済の成長の勢いに刺激を与える予防的な措置として、また、インフレの抑制を維持し、海外からの国内金融資産への投資を呼び込む目的とも合致する」とし、今回の会合でも追加利下げが世界経済減速の悪影響からインドネシア経済を守り、インフレを抑制しながら成長を維持するための予防的措置であることを強調した。
金融政策の見通しについて、「国内経済や世界経済の今後の成り行きを注視し、経済成長の勢いを高め、また、インフレの抑制を維持するため、金融緩和的なポリシーミックス(複数の経済政策手段の一体運営)を講じる」とし、引き続き利下げや金融規制の緩和策などの政策ミックスを進める考えを示した。
インフレ見通しについては、「9月のインフレ率の全体指数は前年比3.39%上昇と、8月の同3.49%上昇からやや減速し、インフレ率は低く安定した水準に抑制されている」とし、前回会合に続いて楽観的な見方を示した。その上で、19年のインフレ率が物価目標の中心値(3.5%上昇)を下回り、20年には物価目標のレンジ(2−4%上昇)内に抑制されるとの見方を据え置いた。
一方、過去の連続利上げの根拠となっていた通貨ルピア相場の下落懸念については、「10月のルピア相場は9月から1.18%上昇しており、10月23日時点で年初来で2.5%高となった」との見解を示した。その上で、今後のルピア相場の見通しについて、「ルピア相場は市場メカニズムと経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)に従って安定していく」と前回会合時と同様、ルピア安懸念が後退しているとした。
次回の金融政策決定会合は11月20−21日に開かれる予定。
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