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新興国ニュース

<新興国eye>ルーマニア中銀、政策金利を現状維持―11会合連続

2019-10-04 12:28:00.0

 ルーマニア国立銀行(中銀)は3日の金融政策決定会合で、主要政策金利である1週間物レポ金利を2.50%に据え置くことを決めた。

 また、中銀は主要政策金利の±1ポイントのレンジの上限にあたる市中銀行に資金供給するためのロンバート型貸出金利も3.50%、下限にあたる資金吸収のための預金金利も1.50%にいずれも据え置いた。一方、金融システム内の流動性を適切に管理するため、市中銀行が中銀に預ける預金準備率についても自国通貨建ての預金準備率を8.00%、また外国通貨建ての預金準備率も8.00%に据え置いた。

 中銀は18年1月、08年8月1日会合以来9年5カ月ぶりに金融引き締めに転換。同2月も追加利上げを実施し、利上げ幅は計0.50ポイントに達した。同4月は現状維持を決めたが、翌5月に3カ月ぶりに利上げを再開し、0.25ポイント引き上げた。しかし、同7月に現状維持を決め、これで11会合連続の据え置きとなる。

 中銀は会合後に発表した声明文で、現状維持を決めたことについて、前回8月会合時と同様、「インフレが依然、物価目標(中心値2.5%上昇)の許容範囲(1.5−3.5%上昇)を超えているものの、今後、物価目標に向かって収束する」と楽観的に見ていることを挙げている。

 インフレの現状認識については、「インフレ率は7月に前年比4.1%上昇と、6月の同3.8%上昇から加速した。8月は予測通り同3.9%上昇に減速したが、依然として物価目標の許容範囲を上回っている」とした。インフレ見通しについては、「19年末までは物価目標の許容範囲を上回り続けるが、8月四半期インフレ報告書で示された中期予測をやや下回る水準となる」とし、前回会合時と同様、楽観的に見ている。

 ただ、ルーマニア経済を取り巻く外部環境については、「ユーロ圏や世界各国の景気減速が一段と明瞭になってきたことや、(米中などの)貿易戦争、英国のEU(欧州連合)離脱、さらにはECB(欧州中央銀行)とFRB(米連邦準備制度理事会)の金融緩和スタンスなど、先行きが一段と不透明になっている」と外部環境の先行きに懸念を示した。

 次回の金融政策決定会合は11月6日に開かれる予定。

<関連銘柄>
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>
提供:モーニングスター社