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新興国ニュース

<新興国eye>チェコ中銀、賛成多数で据え置きを決定―2委員は利上げ主張

2019-09-26 12:31:00.0

 チェコ国立銀行(中央銀行)は25日の金融政策決定会合で、政策金利の2週間物レポ金利を5対2の賛成多数で2.00%に据え置くことを決めた。2人の委員はインフレ上ブレリスクがあるとして、0.25ポイントの利上げを主張した。

 中銀は18年6月会合で4カ月ぶりに利上げを再開。その後も8月、9月、11月に連続して利上げを実施した。しかし、同12月に現状維持に転換し、19年3月まで3会合連続で現状維持を決めた。5月会合で18年11月以来半年ぶりに利上げに踏み切ったが、6月は現状維持とした。これで現状維持は前回8月会合に続いて3会合連続となる。

 中銀は会合後に発表した声明文で、現状維持を決めた理由について、今後、インフレが抑制される見通しを挙げている。この点について、前回会合時と同様、「今回の政策決定は8月に発表した最新の経済予測に基づく。予測ではインフレは物価目標(中心値2%上昇)を上回る水準で推移するが、年末までに物価目標の容認レベル(1−3%上昇)の範囲内に収まる」とした上で、「インフレは来年初めから低下し始め、金融政策が波及する一定の期間内、すなわち、来年下期(7−12月)に物価目標に近づく」と述べている。8月経済予測では20年7−9月期時点で2.2%上昇、同年10−12月期時点で2.1%上昇と、低下する見通し。

 ただ、中銀はこの8月経済予測によるインフレ見通しのリスクについて、「金融政策の時間軸で、インフレ見通しに対する上ブレ・下ブレの両リスクがあるが、全体的にはやや上ブレリスクだ」と指摘した。

 その上で、今後の金融政策について、「インフレ見通しに対するリスクがやや上ブレリスクであることに鑑み、われわれは将来の利上げの可能性について議論した。最終的には現状維持が望ましいとの判断が優勢となった」とした上で、「新しい経済予測(11月予測)を受けて、次回会合(11月7日)で、これ(利上げ)について議論することになる」と利上げの可能性に含みを持たせた。

 中銀の次回会合は11月7日に開かれる予定。

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提供:モーニングスター社