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新興国ニュース

<新興国eye>前週のインド株、法人税減税による景気刺激策を好感し続伸=BRICs市況

2019-09-24 10:22:00.0

 前週(16−20日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の20日終値が前日比5.32%高の3万8014.62、週間ベースでも13日終値比1.68%高となり、続伸した。

 週明け16日の指数は反落して始まり、17日も値を下げ、続落。

 週前半は、14日のサウジアラビアの大規模石油施設2カ所へのテロ攻撃で同国の原油供給が半減し、原油価格が急伸したことを受け、石油輸入依存度が世界3位と高いインド経済に打撃を与えるとの懸念が強まり、売りが優勢となった。インディアン・オイルやヒンダスタン・ペトロリアム、バーラト・ペトロリアム、さらには世界最大の製油所を運用するリライアンス・インダストリーズも急落し、指数の下げを主導。インド準備銀行(RBI)がテロ攻撃後の原油価格の上昇が長期化すればインドの経常収支や財政収支に悪影響が及ぶと懸念を示したことも売りを強めた。

 18日は買い戻しが入り小反発。その後、FOMC(米連邦公開市場委員会)で市場予想通りに小幅利下げが決まったものの、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が追加利下げに慎重な姿勢を示したことから、19日のアジア市場は軒並み下落。また、自動車・同部品に対するGST(物品・サービス税)減税が見送られるとの観測で自動車関連株が売られたことも指数の押し下げにつながった。

 週末20日は急反発。政府が景気刺激策として、250億ドル規模の法人税減税を行うことを明らかにしたことを受け、指数は単日取引で10年ぶりとなる大幅高となった。法人税の実効税率は現在の30%から約25%に引き下げられる。

 今週(23−27日)のインド市場は、米中通商協議や世界景気減速、中東情勢などの地政学リスク、追加景気刺激策、原油価格の動向、主要企業の決算関連ニュースが注目される。主な経済指標の発表の予定は27日の第2四半期(4−6月)経常収支など。

<関連銘柄>
 上場インド<1549>、インドNIF<1678>、インドブル<2046>、
 インドベア<2047>、iSエマジン<1582>
提供:モーニングスター社