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<新興国eye>ブラジル中銀、全員一致で政策金利を0.5ポイント追加引き下げ
2019-09-19 12:03:00.0
ブラジル中央銀行(中銀)は18日の金融政策決定委員会で、インフレが十分抑制されていることから景気を刺激するため、政策金利(セリック)である翌日物金利誘導目標を0.50ポイント引き下げ、過去最低水準の5.50%とすることを全員一致で決めた。市場の大方の予想通りだった。
中銀は18年5月、急激なレアル安が輸入物価を押し上げインフレを加速させるリスクが高まったとして、それまでの利下げ継続から現状維持に転換。19年6月まで10会合連続で現状維持を決めていた。中銀は16年10月に4年2カ月ぶりに利下げ(0.25ポイント)に踏み切り、それ以降、18年3月まで12会合連続で利下げを実施。その結果、16年10月以降の利下げ幅は計6.75ポイントに達し、金融政策は依然、景気刺激重視の緩和スタンスとなっている。しかし、前回7月会合では景気回復ペースが鈍化する見通しとなったため、18年3月以来1年4カ月ぶりに利下げに踏み切った。利下げはこれで2会合連続となる。
中銀は追加利下げを決めたことについて、前回会合時と同様、「われわれは基調インフレ率(コアインフレ率)が適切かつ好ましい水準で進んでいると判断している」とインフレが抑制されていることを挙げた。今後の金融政策についても「経済予測では今後、良好なインフレ率の上昇の見通しが強まっていることから景気刺激の程度を追加調整することは可能だ」と追加利下げの可能性を指摘した。
中銀が16日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、19年末時点の政策金利の見通しは今より0.50ポイント低い5.00%に据え置かれており、20年末時点の見通しも前週予想の5.25%から5.00%に引き下げられている。
景気見通しについては、「最近の経済指標をみると、今後、景気回復のプロセスが再開したことを示している。しかし、標準予測では景気回復のプロセスはこれから先、ゆっくりとしたペースで始まる」とし、景気回復の先行きに懸念を示した。
中期のインフレ見通しについては、「インフレの見通しに対するリスクは両方向に存在する」とし、「経済の不活発による高水準のたるみ(生産設備や労働力などの余剰)はインフレ下ブレリスクとなる一方で、経済の改革や調整の継続期待が挫かれれば上ブレリスクとなる。また、新興国経済の先行き見通しが悪化すればこの上ブレリスクはさらに高まる」とし、両リスクの進展を注視していくとしている。
次回の金融政策決定会合は10月29−30日に開かれる予定。
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