新興国ニュース
<新興国eye>ロシア中銀、政策金利を0.25ポイント引き下げ―追加利下げ示唆
2019-09-09 13:47:00.0
ロシア中央銀行は6日の理事会で、主要政策金利である資金供給のための1週間物入札レポ金利と資金吸収のための1週間物入札預金金利をいずれも0.25ポイント引き下げ7.00%とすることを決めた。新金利は9日から実施される。
中銀は17年9月に4カ月ぶりに利下げを再開し、18年3月まで5会合連続で利下げしたが、下げ幅が計1.75ポイントに達したことや、地政学リスクで通貨ルーブル安が進行したことから、同4月に据え置きに転じた。その後、インフレ上ブレリスクが高まったとして同9月から利上げに転換。今年2月には過去2回(9、12月)の利上げ効果を見るとして現状維持を決め、4月まで3会合連続で据え置いた。しかし、6月会合で今後もインフレ抑制が続くとして景気刺激に転換するため、18年3月以来1年3カ月ぶりに利下げを実施。利下げは前回7月会合に続いてこれで3会合連続となる。
中銀は3会合連続利下げを決めたことについて、会合後に発表した声明文で、前回会合時と同様、「インフレの減速が続いている」と指摘した一方で、景気の現状と先行きの見通しについて、「ロシア経済の伸びは想定よりも低くなっている。また、世界経済減速リスクも高まっている」と利下げ継続による景気刺激が必要との認識を示した。
インフレ見通しについては前回会合時と同様、「われわれの経済予測では今後の金融政策を考慮してもインフレ率は20年に4%上昇の物価目標に低下する」とし、20年にかけてインフレ抑制が続くとの楽観的な見方を示した。今回の会合で公表された最新の中期経済予測では、19年12月末時点のインフレ率の見通しは前回6月予想時点の4.2−4.7%上昇から4−4.5%上昇に引き下げられた。インフレ見通しに対するリスクについては、「デフレリスクとインフレリスクは12月末まで均衡する」としている。
今後の金融政策の見通しについては、前回会合時と同様、「政策金利を決定する場合、経済予測期間のインフレ率と期待インフレ率が物価目標に対してどう進むか、また、経済成長がどうなるか、さらには、外部環境の変化による経済見通しに対する(上ブレ・下ブレ)リスク、金融市場の動向を考慮する」とした上で、「もし、経済状況が中期経済予測の標準シナリオ通りに進めば、われわれは今後の金融政策決定会合のうち、1回追加利下げする必要性を検討する」との文言を据え置き、早ければ次回10月会合で4回目の利下げを行う可能性を示した。
次回の金融政策決定会合は10月25日に開催される予定。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




