新興国ニュース
<新興国eye>前週のロシアRTS指数、独・中景気対策にツレ高となり7週ぶり反発=BRICs市況
2019-08-26 13:53:00.0
前週(19−23日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の23日終値が前日比1.11%安の1268.45、前週比では2.31%高となり、7週ぶりに反発した。
週明け19日の指数は反発して始まり、22日まで4日続伸した。
週前半は、ドイツ政府がリセッション(景気後退)回避のため、財政拡大による景気刺激を準備している一方で、中国人民銀行(中銀)も銀行の企業向け融資を拡大するため、金利改革を実施するとの報道を受け、海外株高となり、ロシア株も買われた。
週後半は、7月FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録の公表後は、FRBは米経済の強い経済指標を根拠に7月利下げを金融政策の微調整とし全体的に現状維持を支持しているとの見方が強まった。ただ、エネルギー省が国内石炭生産量の見通しについて、35年までに現在の4億4000万トンから5億5000万−6億7000万トンに拡大するとの予想を示したことを受け、ロシア鉄鋼・石炭大手メチェルと傘下の石炭大手ラスパドスカヤ(Raspadsky)が急伸し、指数の上げを主導した。
週末23日は5日ぶりに反落した。中国が750億ドル相当の米国からの輸入品に対し、9月と12月に2段階で追加関税を課すという報復措置を発表し米中貿易戦争が激化したことや、トランプ米大統領がパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演発言を厳しく批判したことを受け、海外市場が下落し、ロシア株も売られた。
今週(26−30日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場、海外市場の動向、米中貿易摩擦、中東、特にイラン情勢、米国の対ロ制裁などが焦点となる。また、原油価格に影響を与える27日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や28日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表の予定はない。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、野村原油<1699>、
iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




