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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、世界景気減速懸念で6週続落=BRICs市況
2019-08-19 11:04:00.0
前週(12−16日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の16日終値が前日比0.83%安の1239.81、前週比でも3.85%安となり、6週続落した。
週明け12日の指数は反発して始まり、13日も値を上げ、続伸した。週前半は、米英大手信用格付け会社フィッチ・レーティングスがロシアのソブリン債格付けを「BBB」に1段階引き上げ、格付けに対する見通し(アウトルック)も「安定的」としたことが好感され、買い優勢となった。その後、米政府が3000億ドル相当の中国輸入品に対する10%の追加関税導入を9月1日から12月15日まで延期することを決めたことも支援材料となった。
14日は3日ぶりに反落し、週末16日まで3日続落した。
週後半は、中国7月鉱工業生産が前年比4.8%増と、市場予想を下回り17年ぶりの低い伸びとなったことや、独4−6月期GDP(国内総生産)伸び率が前期比0.1%減とマイナス成長に転じたこと、さらには米債券市場でリセッション(景気後退)の前兆とされる逆イールド(長短金利の逆転現象)が10年超ぶりに起こったことから世界景気の減速懸念が広がり、売り優勢となった。また、景気減速懸念を受け、ブレント原油先物が下落したことも地合いを悪化させた。
今週(19−23日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場、海外市場の動向、米中貿易摩擦、中東、特にイラン情勢、米国の対ロ制裁などが焦点となるが、安値拾いや値ごろ感による買い戻しが予想される。また、原油価格に影響を与える20日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や21日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。主な国内経済指標の発表の予定は19日の7月失業率、7月小売売上高など。RTS指数は1230−1280ポイントの値動きが予想される。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




