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<新興国eye>前週のロシアRTS指数、米国の対ロ追加制裁懸念で9週ぶり反落=BRICs市況
2019-07-16 10:31:00.0
前週(8−12日)のロシア株式市場はRTS指数(ドル建て)の12日終値が前日比0.79%安の1387.87、前週比でも0.78%安となり、9週ぶりに反落した。
週明け8日の指数は小反発して始まり、翌9日は小反落。週前半は、通貨ルーブル高と原油高を受け買い優勢となった。ブレント原油先物はイラン政府が濃縮ウランの生産開始を発表したことで、中東情勢の緊張が高まり、1バレル=65ドルに上昇した。しかし、その後は海外市場が軟調となり、ロシア株も売られた。
10日は再び反発した。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が下院公聴会で証言し、30−31日FOMC(米連邦公開市場委員会)で利下げの可能性を示し海外株高となったこと、原油高やルーブル高が進んだこととなったことがロシア株の買い材料となった。
11日は反落し、週末12日も値下がりし続落。利益確定売りが出たほか、米国が新たな対ロ制裁を発動するとの懸念が強まり、売り優勢となった。
今週(15−19日)のロシア市場は引き続き原油価格やルーブル相場、海外市場の動向、米中通商協議、中東、特にイラン情勢、米国の対ロ制裁などが焦点となるが、利益確定売りが広がり相場が調整局面に入るとみられる。主な国内経済指標の発表の予定は16日の6月鉱工業生産や17日の6月失業率、6月小売売上高など。また、原油価格に影響を与える16日の米API(石油協会)週間石油在庫統計や17日の米EIA週間石油在庫統計も注目される。市場では指数は1350−1410ポイントのレンジで推移すると予想している。
<関連銘柄>
RTS連動<1324>、iSエマジン<1582>、iS新興国<1362>、
WTI原油<1671>、ガス<1689>、原油<1690>、
野村原油<1699>、iエネルギー<2024>
提供:モーニングスター社




